まずは耐震診断
耐震診断は建物の健康診断!
耐震診断とは
地震の揺れによって建物が受ける被害がどのくらい大きいか、また安全かどうかを調べて判断することです。建物の形状、骨組(構造躯体)の粘り強さ、老朽化の程度、ひび割れや変形などによる損傷の影響などを総合的に考慮するものです。
私たちの体で例えると、耐震診断は建物の健康診断のことになります。
悪い箇所を見つける作業です。そして、この耐震診断をする人を耐震診断士といいます。
耐震診断をするメリット
- 建物のウィークポイントがわかる
- 耐震性能が数値でわかる
- 費用を抑えることができる(無駄な工事をしなくてすむ)。耐震工事をする必要がないかもしれない
耐震診断をするデメリット
- 費用が掛かる(一般的に5万円〜)
耐震診断は現地調査と図面のチェックをし、耐震設計をします。あなたのお家のどの部分が地震に弱いのかが分かります。これは大工や職人の経験的なものでもなく、データーでわかります。
そして耐震性で重要なのがバランスです。バランスよく壁がある、建物形状が『いびつ』ではなく四角形である。屋根が軽いなど、いろんな要素が関係してきます。
このデーターであなたのお家の耐震性能を数値で教えてくれます。
これを“評点”といいます。
専門家が行う上部構造の評点と判定
1.0以上が建築基準法を満たすレベルで、耐震診断では「一応倒壊しない」と表現されます。1.5以上になると「倒壊しない」とされます。一方、0.7以上1.0未満は「倒壊する可能性がある」、0.7未満は「倒壊する可能性が高い」ということです。
建築基準法と同じように、耐震工事では「地震が来ても倒壊しない」、つまり「多少の損傷はやむを得ない」レベルの耐震性の実現を目標にしています。そのため、耐震診断では1.0を目安とし、1.0以上の評価を得られる建物をめざして耐震工事をします。「大地震が来てもまったく損害を受けないレベル」ではありません。
大地震が起こってもビクともしない建物にするために、大金(大工事になれば1000万円近く)をかけるのか。100〜200万円くらいかけて、大地震が起こっても死傷者が出ない程度に補強すればよいとするのか。それはあなた自身の判断に委ねられています。
なお、耐震診断の「評点」は耐震性を表す数値ですが、あくまでも目安にすぎません。耐震診断は、調査の可能な一部分の情報から全体の強さを推定し診断するものです。同じ建物を調査しても、専門家によって判断が異なるのも珍しいことではありません。
耐震診断の結果が0.5か0.6といった細かい数値の違いにこだわるのではなく、建物の弱い部分を見極めることがとても大切ですし、診断結果に基づいて、どこをどうすればいいのか納得のいくまで聞くことが大事です。
コンピュータによる強度計算をした結果、図面や計算書がちゃんと提示されれば安心ですし、納得できる工事になります。そして、弱い部分を補強するという効果的な工事になります。具体的に耐震工事がどうして必要なのかをきちんと確認し、作業の具体的な内容も一緒に聞くようにしたほうが良いです。
耐震診断が教えてくれること
耐震診断はあなたにたくさんの情報を教えてくれます。
診断費用は掛かりますが、「する」か「しない」かどちらがいいかは明確です。
悪質な業者は、お金儲けのために必要の無い工事を押し付けてきます。これには気を付けないといけません。
耐震診断しないで本当に大丈夫なのか?
図面だけではわからない、見えない部分の劣化や欠陥があるかもしれません。
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